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国際オープンゴルフトーナメント 中日クラウンズ 2001

「今年刻まれる、新たな歴史の第一歩」

大木徹・競技ディレクターが、和合のニューグリーンを解説

 「3年がかりのグリーン改造が終了し、今年、新しい和合が誕生しました。
 改造の大きな目的は、『よりフェアなセッティングを−』。
 従来の、小さく硬いグリーンでは、非常にうまく打ったショットが奥にこぼれたり、手前に転がって戻ってきたりという状況が起きるホールもありましたが、平均500平方メートルと大きくなったニューグリーンでは、良いショットには良い結果が得られるように改造され、ミスはミスとしてペナルティがつくといった、より公平なグリーンに仕上がっていると思います。
 また、新しいグリーンになったことで、設定するピン位置にこれまで以上に、バリエーションがつけられるようになりました。
 これまでのグリーンでは、どうしてもピン位置が限定されるホールがありましたが、今年はセッティングの幅が、グンと広がり、よりスリリングな試合展開が期待できるでしょう。
 選手の中には、「まったく別のコースに来たみたいだ」と話す者もいます。
 また、「前のイメージが抜けず、馴染むまで時間が必要だ」と話す選手もいます。
 これまでのコースを得意としていた者がスコアを落とし、苦手意識をもっていた選手が、急浮上してくる可能性もあるでしょう。
 いずれにせよ、今回のグリーン改造が、クラウンズの新しい歴史を作るはずです。
 ファンのみなさまには、ぜひコースに足を運んでいただき、新たに刻まれる歴史の第1歩をその目に焼き付けていただきたいと思っています」