Tournament article

日本プロゴルフ選手権大会 2001

「ほんの少し、運をもらえれば…」

 「このコース、難しいよ!! 何もかもが難しくて、こんなに難しいところ、どうするの?って感じ。

 でも、自分的には調子はすごくいいし、流れもいい。
 ほんの少し、運をいただければ、上のほうで戦えるかなあ…とも思う。
 ここはグリーン勝負になると、ほかの選手は言っているみたいだけれど、僕はティショット勝負だと思う。
 だって、ティショットがフェアウェーにいけば、グリーンに乗せることはそれほど難しくないけど、ラフからだと乗らないですからね。

 しかも、ラフの長さが場所によって違うから、ラフに入ったときの運不運もありそうだから。

 優勝スコア? う〜ん。ピン位置がそれほど難しくなければ、7アンダーくらい。7アンダーなら間違いなく優勝できる。

 今週は、“自分から動かないようにする”のが目標。つまり、“ピン狙いで行かない”ということ。
 キリンオープンのときよりも、もっと狙わない。
 第2打でサンドウェッジで打とうが、ロングアイアンで打とうが、残り距離の1割くらいに寄せられればここは十分。たとえば、100ヤードなら、10メートル弱、200ヤードなら20メートル弱、という具合。
 このコースは、4日間おとなしくしていれば、きっと上にいられる。
 今週の目標は、“動かない”こと!!」