Tournament article
アコムインターナショナル 2002
「ひょっとすると、ひょっとするかも…」
中止決定の館内アナウンスがかかると、すぐに練習場に直行した。
2打差2位のまま、自身初の最終日・最終組を迎える菊池純は、土砂降りの雨も、厭わない。
チェックポイントをひとつひとつ確かめながら、一心に球を打った(=写真)。
「賞金額の大きい大会なのに、3日間で終わってしまうのはとても残念」としながらも、残り18ホールの短期決戦は、「僕にとっては有利」と読む。
「谷口さんとの2打差は、バーディ、ボギーでひっくり返る可能性充分。ひょっとすると、ひょっとするかも…」
初優勝のかかった翌日の第3ラウンドのことを考えると、びっしょり濡れた体もお構いなしで、菊池は、球を打たずにはいられない。