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マンシングウェアオープンKSBカップ 2002
「決勝は、涼しくなって」
マークセンは、この日、朝7時33分のスタート。
はじめのうちは、「昨日より重いな」と感じたグリーン。
だが、カラっとした晴天と風が、時間を追うごとに、その状態を変えていく。
「しばらく行くと、あっというまに硬くなった」グリーンに、マークセンは、なかなか、タッチがあわせられなかった。
「1番で2メートルをミス、2番で1ピンをミス、4番も1ピンをミス、5番は1.5メートルをミス、6番で1ピンをミス…(苦笑い)他にも、惜しいチャンスはいっぱい。とにかく、パットが全然、ダメでした…」と、悔しそうに振り返った。
湿度はなく、過ごしやすい天気ではあったが、照りつける太陽が、じりじりと肌を焦がした。
この日の暑さも、マークセンの集中力に、若干、影響したようだ。 タイ出身にもかかわらず、実は「暑さが苦手」という。
「日本の暑さと、故郷の暑さは質が全然違うし、故郷でも、あんまり暑いと、スコアが良くなかったんですよね」
他の選手からみれば、もっとも暑さに有利とも思えるマークセンは、空を見上げて「決勝ラウンドは、もうちょっと涼しくなりますように」とお祈りしていた。