Tournament article
フジサンケイ クラシック 2002
「“なんでやねん!!”ってつい言いたくなるグリーン」
17番は1メートルちょっとのバーディチャンス。
「絶対入る」と確信したパットが、カップをそれて、ハワイ出身のグレゴリー・メイヤーが、思わずつぶやく。
「なんでやねんっ!!」
3年前、日本人の安貴子さんと結婚した関係で、「酒は越乃寒梅、焼酎は芋に尽きる」というほどの日本通。
さらに、シーズン中は大阪の堺市に拠点を置いているため、この日のプレーについては、
「ここのコースはすごく難しいし、グリーンもまったく読まれへん。50センチのパットも安心できないね。
幸い、キャディさんがけっこうこのコースを知っている人で、彼のアドバイスのおかげで、今日は頭の中を整理しながらパットできたから良かったけど、僕がこんな良い順位で初日を迎えられたなんて、ほんま信じられへんわ」
と、流暢な大阪弁が飛び出した。
「とにかく、明日もこんな感じで頑張るわ」と明るく笑うマイヤー。
ツアー初優勝のスピーチも、ぜひ、関西弁で聞かせてほしいものだ。