2週連続での優勝争いにも、納得はしていない。「まだまだ自分には足りないものだらけ。自信など、一生、湧いてこない気さえします」と宮本。
「僕の優勝は絶対にない」と宣言したのは2日目。それでも、最終日は最終組のひとつ前の組で、手嶋、平塚との1打差の攻防戦に加わった。8バーディ1ボギーの65でまわって通算19アンダー、トップタイでホールアウト。プレーオフに残って、最後まで大会を盛り上げた。
その1ホール目は、手嶋にピンそば1メートルのバーディチャンスを決められ敗退したが、「僕は初めからパー狙い。でも手嶋さんはバーディ狙いだった。僕がボギーを出して負けたわけじゃない。手嶋さんの技術の方が上だっただけのこと」と、勝敗に関しては、サバサバとしたもの。
「それよりも、今の僕には悩みがいっぱいある。また、練習あるのみですよ」と厳しい表情で、コースを後にした。

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• 宮本 勝昌