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マンシングウェアオープンKSBカップ 2003

『今回は好条件が揃っています』デサントウェア契約選手の西川哲が97人抜きの17位と急浮上

ル・コックのウェアに身を包んだ西川がキッパリと言った。「今週は、ホストプレーヤーであることを目一杯、意識してプレーしてますから」。今大会主催のデサントと、ウェア契約を結ぶ選手としての自覚と気合がこの日の好スコアを生んだ。前半6番からの4連続バーディを含む8バーディ。うち5ホールはピンそば1、5メートルにつけるなど、アイアンショットが冴えに冴えた。
難しいピン位置に周囲が伸び悩む中、たたき出したベストスコアタイの66は、前日初日に出遅れた110位から93人抜きの17位タイ浮上だ。

日に日に、グリーンが固く速くなっていく状況は、ここ六甲国際ゴルフ倶楽部で行われた一昨年大会と「似ている」と西川はいう。「だから今日は、あのときのフィーリングを思い出しながらプレーした。そしたらだんだん感じがつかめていきました」。
その一昨年大会は、西川にとっては“痔”との戦いでもあった。4日間なんとかプレーはできたもののあまりの痛みに「クラブを2番手、大きく持ってプレーしたものです」と、振り返る。「今回はそれがない分、好条件が揃っているといえると思う」悩みをすっきりと払拭した今年は、前回の34位を上回る上位入賞を狙う。

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