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マンシングウェアオープンKSBカップ 2003

『堅実に行きます』プロ6年目の立山光広が、最終18番で“魅せて”4位タイ

17番まで1オーバーの苦しい展開も、最終ホールで鬱憤を晴らした。先に、同じ組の 兼 本が左バンカーか らの第3打を直接入れて、満員のギャラリーをわかせたすぐ後だ。今度は立山が、残 り13ヤードの奥ラ フからのアプローチをチップイン。度重なるスーパーショットに、ギャラリーも大興 奮だ。
12メートルものバーディパットを残していた首位の手嶋にも、大きなプレッシャーを 与える プレーだった。
「お客さんのテンションも上がっているし、これで手前にショートしたら・・・と思 う とドキドキだった 」と、言わしめた。

約1メートルのバーディパットがカップをなめて転がり落ちる と、 思わず手嶋はサン バイザーをクルリと横に回して、ホっと息をついた。「兼本君と立山選手が余計なこ としてくれるか ら、すんごいやりにくかったよ(苦笑)!」(手嶋)。
最後の最後に沸かせた立山は、その外見とは対 照的に「優勝を意識しちゃうと、いつも撃沈しちゃう」プレッシャーには、めっ ぽう弱いタイプという。
それでも「課題」のこの日3日目は、難しいピン位置と、上空を舞う風に苦しめられ ながら も耐えに耐え、最終ホールで奪ったバ ーディで通算7アンダーは3打差4位タイ。充分に初優勝を狙える位置 で迎える最終日は「堅実にいきます」。赤の水玉模様という派手ないでたちとは裏腹 な、控えめなコメントを残した。

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