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JCBクラシック仙台 2004

JCBクラシック仙台2日目

「今日はパーを基本に、なんとか我慢しようと」
小田龍一が途中、鼻血を出すハプニングにも、耐えて単独首位キープ
ちょうど後半の11番ホールを終えたころだった。口の中に、鉄をかんだときのような 味が広がった。「 これって、もしかして・・・」鼻血だった。
この日2日目、ここ表蔵王は真夏のような暑さ。加えて、単独首位からのスタート で、「緊張感でのぼ せちゃったせいかな(苦笑)」(小田)。すすっても、口の中に広がった血のにおい は収まらない。と うとう16番から本格的に出始め、「アドレスしたら、芝生にポタポタ」。あわてて、 一緒について歩い ていた妻・優子さんにちり紙をもらって「恥ずかしかったけど・・・」さすがに、垂 れ流したま
プレ ーはできないと、白いティッシュを鼻に詰めてプレーだ。
この朝は、コースに向かう車の中で優子夫人と、「昨日9アンダーでまわっておきな がら、予選落ちし たらシャレにならないよね」と、話しながら来た。そんな目にあわなくて済むよう に、「今日はあまりガツガツせず、パーを基本になんとか我慢しよう」と約束した。
ラウンド中に流血するハプニングがありながら、それを守って単独首位キープ。
「今日の段階ですでにプレッシャーがかかっているし、そのうち抜かされるとは思う けれど・・・」残 り2日もなんとか踏ん張って耐え、今年開幕戦での4位タイを上回る自己ベストを狙い たい。

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