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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2004

初シード当確ライン目前の小田龍一が暫定2位タイ発進

「今週で、決めちゃいたい!」
初シード当確ライン目前の小田龍一が暫定2位タイ発進
中途半端にあわせても、かえって曲げるだけ。「それなら、思い切って振っていった ほうがいい」と、 昨年まで2年連続のドライビング王・小田がここ八本松で、のびのびプレー。圧倒的 な飛距離を武器に 、5アンダーの暫定2位タイで、激しい雷雲が近づく前の、午前のうちにホールアウト した。
学生時代は少しでも飛ばそうと、重いクラブで素振りをしたり、アイアンでタイヤを 打って筋肉トレー ニングを重ねることで、飛距離アップに成功した。
2002年にデビューを果たしたツアーでも、それは大きなアドバンテージだが、これか ら先、安定した成 績を残していくためには、ただ飛ばすだけでは戦えない。
先月から、コーチの堀尾研仁さんと正式に契約を結び、安定したショットを研究中 だ。
目下の課題は、「手首を使わず、体で打つイメージ」。もともと小田には、クラブを 手でヒョイと上げ て、手首をこねて打つクセがあった。たまたまタイミングが合えば、自慢の豪打も一 直線にフェアウェ イを捉えることができるが、まかり間違えば大怪我のもとにもなる。
その解消法に、「両脇を絞りながら打つ」方法を実践中。
堀尾さんの指導法と、もともとの豪打があいまって、うっそうと空中のハザードが張 り出す八本松で、この日奪ったバーディは8つ(3ボギー)。
幸先良いスタートに、ロープの外からプレーを見守る堀尾さんも「今週の小田は、な んかやってくれそうな気がします!」と、大きな期待を寄せている。
今年は、開幕戦のホームメイトカップで優勝争いの末4位タイに食い込んで、賞金ラ ンクは現在48位 。今大会終了後に組み替えられる、出場優先順位のリランキングリストでは4位につ けるが、「この試 合で、決めちゃいたい」。今大会を、初シード入りへの大きな足がかりとするつもり だ。

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