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久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント 2004

PGMシリーズ第4戦松島チサンチャレンジby JGTOが開幕

谷岡達弥(白山ヴィレッジGC)
PGMシリーズ第4戦松島チサンチャレンジby JGTOが開幕

2004チャレンジトーナメント第6戦『PGMシリーズ第4戦松島チサンチャレンジby JGTO』が宮城県の松島チサンカントリークラブ松島コースにて開幕した。

8月26日、厳しかった猛暑も山場を越した東北地方では、ゴルフトーナメントに相応しい絶好のコンディションに恵まれた。晴れ、気温25℃、風速南東の風3m/s、初日トップに立ったのはプロ4年目31歳の谷岡達弥(白山ヴィレッジGC)。

インスタートの10番でいきなりバーディスタートも続く11番でOBのトリプルボギーを叩いてしまった。「いつも1回は必ず大たたきをするホールがあるんですよ。そしてその事を引きずってしまってずるずるとダメになってしまうパターンでした。今日は11番のトリで”またかっ!”でも”今日こそは”と自分に言い聞かせて気持ちを切り替えてうまくプレーができました。その事が折り返しの1番につながったと思います。」というように1番ホールPar5では、セカンド残りピンまで290ヤードを3Wで本人も驚く快心の当たりで1mにピタリ。

楽々イーグルパットを沈めた。前半のインの13番でバーディを決め1オーバーでハーフターン。このイーグルで1アンダーまでスコアをもどした。行け行けモードに一心した谷岡は、2番でもバーディを決めさらに6番からは3連続バーディを奪い午後のハーフは30。トータル5アンダーの67で単独トップに立った。「プレッシャーにとても弱いタイプなんです。毎回毎回、いつも良いところまで行っていながらいつも肝心なところで崩れていってしまうんです。もう、そろそろ勘弁してよ〜。という感じですよ。本当に。今年の日本プロゴルフ選手権でも初日67の4位タイですよ。そこからなんと予選落ちですよ。ゴルフの内容自体は良いので、プレッシャーだけなんですよね。明日こそ。なんとかプレッシャーを克服できればなんとかなると思います。」と敵は自分の心の中にいる”プレッシャー”だけに、まさに自分との戦いとなる明日最終日の18ホールは、谷岡の精神力の進化が問われる一日となる。

なお、この日予選カットが行われ、1オーバー、73ストロークまでの56位タイ、81名とアマチュア3名が明日最終日の決勝ラウンドに駒を進めた。 清田太一郎(フリー)

2位タイ68(7バーディ、1ボギー、1ダブルボギー)「11番は練習ラウンドからイメージが悪かったんですよ。キックが悪かったのか、ちょっとの差でOBダボですよ。今まではタンパクなゴルフですぐあきらめてしまっていましたが、次につながるゴルフを心がけるようにして、なんとか我慢してプレーができるようになってきました。内容自体は段々良くなってきているので、今は結果がついてきていないだけ。肝心なところで落としてしまうパターンが今まで多かったので、明日は集中してなんとか結果を残したいですね。」

戦いの舞台「松島チサンカントリークラブ」はPGM(パシフィックゴルフマネージメント)が運営する戦略性豊な本格的チャンピオンシップコース。

2004年度のチャレンジトーナメントは全10戦。そのうちPGMシリーズとして行われている試合は半数の5試合ある。今大会の松島チサンチャレンジby JGTOはPGMシリーズの第4戦となる。PGMシリーズはパシフィックゴルフマネージメント(PGM)が運営する日本全国のゴルフ場50コースの中から特に一般ゴルファーから人気の高い5会場を選出し転戦している。

今大会の舞台となっている松島チサンカントリークラブは、広島の宮島、京都の天橋立、そしてここ宮城の松島と日本三景のひとつとして有名な松島を背景に詩情豊かな54ホールが展開する。今大会ではその松島湾に一番近い松島コースを舞台に熱戦が繰り広げられている。松島コースは1973年に開場した30年以上の歴史を持つ本格的チャンピオンシップコース。全体的にフラットな造りとなっているこのコースは、大自然の樹木を生かしたレイアウトで長い距離そしてグリーン回りに配された効果的なガードバンカーが選手達を待ち受けている。1978年〜92年の14年間に渡り女子ツアーのミヤギテレビ杯女子オープンが開催されたコースとしても有名である。
  • 清田太一郎(フリー)

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