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サン・クロレラ クラシック 2004
4位タイに終わった加瀬秀樹
4位タイに終わった加瀬秀樹
この日最終日のスタート前に、長男哲弘君から受け取ったのは、ダイヤのキング。託 された1枚のトランプをバッグにしまい、8年ぶりの優勝を狙った加瀬だったが、486 ヤードと距離もあり、難しい16番パー4でダブルボギー。追う立場の焦りから、無理 にピンをねらったのがあだとなった。グリーンを大きくオーバーして、万事休す。
「一発狙いのギャンブルショットを、やってしまった・・・」と悔やんだが、あとの祭 りだった。
9アンダー4位タイに終わった加瀬は、「息子の願いもかなえられず、硬いはずのダイ ヤは砕け散ってしまいました・・・」と、肩を落とした。
加瀬のはなし
「今日はまず、10番で2メートルもないバーディチャンスにつけていながら外してし まったのが痛かった。それまで良いペースで来ていただけに残念。あそこで流れが変 わってしまった気がします。
12番と14番のボギーもダメだね。追う立場で、ボギーはいけない。
16番もやっちゃいけない、一発狙いのギャンブルショット。グリーンに乗ればいい、 と思って打ったんだけど下が硬かった・・・。オーバーしてダブルボギー。あのセカン ドショットは、ピンにまっすぐ打っていかないと・・・。12番で右に外したときの悪い イメージがあって、安全策をとったつもりが、失敗策になってしまいました」