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アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン 2004

宮本勝昌「あのときの感動を、思い出しました」

思い出のコースだ。ここ麻生飯塚ゴルフ倶楽部は96年、プロ初優勝をあげたゼンリン福岡オープンという後援競技の会場でもあった。
今回は、新設された9ホールをインコースとして使用しているが、アウトコースは、ほぼ当時のまま。

「逃げ切って勝った、あのときの感動を思い出しました」と、しみじみと振り返るゲンの良いコーススで、2日目に2位浮上。

この日は、パッティングが冴え渡った。出だしの1番で6メートルを沈めると、4番では10メートルもの長いチャンスをねじこんだ。

2番で3パットのボギー。3番で1メートル強のバーディチャンスを外していただけに、「4番では、スコアの3(バーディ)以上に、精神的にホっ、とできたのが大きかった」。5番でも2メートルを決めて、スコアを積み上げた。

現在、賞金ランク24位。これ以上、絶対に順位を下げたくはない。
最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップの出場権は、今年のツアー優勝者と、前週までの賞金ランク25位までの者にしか与えられない。
いわば同大会への出場は、「一流選手のあかし、今年頑張った人へのご褒美みたいなもの」。
宮本自身、同大会で優勝を飾った98年以来、連続出場の記録をとぎらせたくはない。

「なんとしても、今年も出ますよ」。執念を燃やしている。

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