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JCBクラシック仙台 2005

小田龍一「歯止めが利いているのも確かです」

毎朝出発の1時間前に起きて、半身浴を欠かさない。たっぷりと汗をかいたあとに、ストレッチで体をほぐして、さらに汗をかく。
それに加え、大好きな酒を控えている。
一時は、ビールジョッキ5杯を飲み干したあとに、焼酎を5合。「カラにしないと気がすまないから」と、ベロベロになるまで酔っ払い、翌日は二日酔いのままプレーすることも少なくなかった。
「むくんで手がパンパンに腫れて、グローブも入らない状態で、やったこともある」。

そんな日々と決別できたのは、一昨年末に結婚した優子夫人の力によるところが大きい。
雨の日も、風の日も、毎日欠かさず18ホールついて、声援を送ってくれる。
夜は洗濯など、身の回りの世話を一手に引き受けてくれる。
転戦生活に欠かせない存在。
「・・・それに、呑むと叱られますからねえ(苦笑)。たまに思いっきり呑みたいな、と思うこともあるけれど。でも、自分に弱いタイプなんで、それで歯止めが利いてることも確か。体調も、良いんですよ」。

おかげで、周囲にもそれとわかるほど、体型はグっとスリムに引き締まって、ショットにも切れが出てきたようだ。

昨年、2日目に鼻血を出しながら2日間、首位をキープしたのが今大会。
結局、11位タイに終わっているだけに、2位タイでターンした今週の目標はやはり、ツアー初優勝。
「嫁さんも僕も、2人はそんなのぜんぜん意識していないけれど。やっぱり、周りにはそう言われますからね」。
夫婦付随で、期待にこたえたい。

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