Tournament article
アンダーアーマーKBCオーガスタゴルフトーナメント 2005
グレゴリー・マイヤー「明日も少しでも宣伝になれば」
1番でカラーから3パット、3番でティショットを引っ掛けてボギーを打ったが、「スイングが早くなっているせいだ、と気がついて。なるべくリラックスするように心がけたら、すぐに取り返すことができました」。
5番、6番の連続バーディでイーブンパーに戻すと、ようやく一息つくことができた。
流れに乗って、後半で4バーディを奪ってこの日3日目も今週のノルマをクリア。
「1日3か4アンダー出すのを目標にしている」という。
「それくらいならプレッシャーがさほどかからず、設定するにはちょうど良いスコアですから」と微笑むマイヤーは今週、大会特別協賛の株式会社ドームが展開するウェア『アンダーアーマー』をまとっている。
開幕前に、スポンサーのご好意で選手たちに配られたものだ。
同社には白と黒を基調にした製品が多いが、マイヤーも普段からその配色を好んで着ている。
「好きな色を着てプレーすると、やっぱり気分がいいし、何よりスコアが出そうな気がする」。
メーカーと契約を結んでいる場合、ほかの社のものを着るなどもってのほかだが、マイヤーはちょうど昨年で契約が切れていた。
これを機会に「少しでもスポンサーのPRになれば」という気持ちもあって、今回迷わず袖を通したのだ。
3日目を終えて優勝争いに加わって、さっそく恩返しができそうな気配。
「明日も頑張って、たくさん宣伝できればいいな」。
お気に入りのウェア効果で、日本ツアー初制覇といきたい。
写真=3番パー3でバンカーショットを打つマイヤー。この日は伊藤涼太くんとプレーに「15歳でこんなにうまいなんて。将来、すごい選手になるよ」と舌を巻きつつ、マイペースを貫いて2位タイ浮上。