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アンダーアーマーKBCオーガスタゴルフトーナメント 2005

小田龍一「今日は小さく爆発」

前日3日目、同じ組でまわった伊沢利光のスイングを目に焼き付けた。
「やっぱり、飛距離を落とさずに伊沢さんのようなショットの精度を身につけたい」。
その一心で、ホールアウト後に練習を重ねた。
そのあとで見た大会のテレビ中継。
自分のスイングを客観的に見て、リズムが早くなっている、と気がついた。
「だから、今日はアドレスで背筋を伸ばして、わざとくらいゆっくり振るように心がけました」。

その成果を発揮したのが最終日のプレーだ。
スコアこそ、通算20アンダーを出した伊沢には及ばなかったが最後まで大ギャラリーを沸かせることができた。
最終18番パー5は、残り230ヤードの第2打を4アイアンで1メートルにつけてイーグル。
握り締めた拳をブンブン振り回して、アピールした。

66でまわって通算15アンダー、2位タイフィニッシュ。
「ショットがそんなに良くないながらもこの順位。運だけでは2位にはなれないので、少しは、この3年間貯金してきたことが出たかな。今日は小さく爆発ですけど、ギャラリーの方に喜んでもらえたのが良かった」。
満足そうに4日間を振り返り、「この経験を生かして今後も優勝争いがしたい」と、後半戦の抱負を語った。

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