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日本オープンゴルフ選手権競技 2005

岩井亮麿・東北福祉大2年が、アマチュア最高位の8位タイ

ここ廣野で、初めて迎えるトーナメントの決勝ラウンド。「昨日までプレーを楽しめていたけど、今日は朝から緊張した」。

神妙な面持ちで打った1番のティショットは、あわや左OBのミスショット。

懸命に平静を装いつつ、打ち直しのためにティアップをしなおそうとした矢先。
セカンド地点のフォアキャディから「セーフ」の合図が・・・。

心底、安堵の表情を浮かべて歩き出した岩井には、同じ組の平塚だけでなく、ギャラリースタンドから「微笑ましい」といった感じの笑いが起きた。

拍手で見送られて、気分よくスタートしていったこの日3日目は、「5番ホールのパーと、6番のバーディでようやく落ち着いた。廣野はすぐにボギーが出るので、気を引き締めてプレーを続けた」という。

1アンダーで回って通算1オーバー、8位タイでいよいよ迎える最終日。

ベストアマチュアどころか、来年の出場権が得られるトップ15位にも狙える位置に、「いや、全然考えていません。自分はまだ、そのレベルじゃありません」と、しきりに謙遜していたが・・・。