Tournament article
ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2005
グレゴリー・マイヤー「ベイビーのために、頑張るで」
「ショットもパットも、すべて良し。余計なことを考える暇もないくらい、良いプレーができた」。
完璧なゴルフで、トップタイ浮上だ。
流暢な日本語。しかも、ときおりギャグを交えた大阪弁を器用に操れるのは、99年に結婚した妻・安貴子さんによるところが大きい。
おかげで、大変な日本通としても知られ、「酒は越乃寒梅、焼酎は芋に尽きる」というほどだ。
なれそめは、マイヤーが所属するハワイのパールカントリークラブで、アキコさんの父親と一緒にラウンドしたことがきっかけだった。
まず父親と意気投合したのだが、「お父さんと、結婚はできないですからね(笑)」。
のちに、ハワイに遊びにきた安貴子さんと結ばれたという。
2003年10月3日に待望の長女、リナ・クリスティーナちゃんが誕生。
キャディバッグに写真を入れてときどき眺めては、「リナに会える、と思うと予選落ちも苦痛じゃない」というほどの可愛がりようだ。
2002年に初シード入りを果たすも、翌年にはあっさりとシード落ち。
しかも、それがリナちゃんが生まれたのと同じ年だったのも悔しい。
「リナのためにも、早く勝ちたい。頑張るで〜」最後も関西弁で締めたマイヤー。
日本ツアー初優勝で、父親の面目躍如といきたい。