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つるやオープンゴルフトーナメント 2005

藤島豊和23歳のルーキーが、初優勝を狙う!

東北福祉大の1つ先輩、宮里優作が首をかしげた。「あいつ、なぜか俺とまわったらいつもいいんですよねえ・・・」。2002年の日本アマ、準決勝でも直接対決。藤島が、宮里を3アンド2で倒して決勝戦にコマを進めた(決勝で藤田大に敗れて準優勝)。

この日3日目も、伸び悩む先輩を尻目に、アイアンショットをピンに絡めてチャンスを奪った。

通算7アンダー、3位タイ浮上に、「先輩と良い雰囲気で回れたのが良かった。いつもは、先輩に負けてばっかりだったんだけど・・・」と、いちおうは謙遜してみせたが、優作いわく、「豊和は、物怖じしないタイプ。特にパットがうまくて、波に乗ったら良いゴルフをする」。

その言葉どおりスコアを積み上げ、最終日は、自身初の最終組でのラウンドだ。

福岡県天草郡出身。姉に、女子プロで活躍中の藤島妃呂子さんを持つ。
中学2年のとき、その妃呂子さんと一緒に練習場に行ったのをきっかけに、ゴルフを始めた。
東北福祉大で腕を磨き、4年時には主将をつとめた。
星野英正、谷原秀人、宮里優作、谷口拓也ら大活躍の東北福祉勢に続く「5番目の星になりたい!」と、卒業後の昨年7月に、アイフルカップでプロデビュー。

まだ、ツアー参戦は3試合目ながら、いきなりの優勝争いにもひるむことなく、「とにかく、自分から崩れないようにプレーしたい。もちろん、優勝狙って頑張りますよ」と気合が入る。

昨年のツアー出場権をかけたクォリファイングトーナメントはセカンドステージで失敗して、今季は主催者推薦での出場を狙うしかないだけに、このチャンスはぜひ生かしたいところだ。

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