Tournament article

PRGR CUP (関西) 2005

井手口がコースレコードの63をマークして逆転V。そして5位以内を確定

今季2勝目、ランキング1位に立った井手口正一
北風が吹き、時より強い雨が降る悪コンディションで行われたチャレンジトーナメント「PRGR CUP(関西)」の最終日は、首位と3打差の12位タイからスタートして、9アンダー・63のコースレコードをマークした井手口正一(いでぐち・しょういち=32=)が通算13アンダーで逆転優勝した。
1打差の2位には、初日単独首位からスタートし、トップタイで迎えた最終18番ホールのティーショットでOBを叩いてしまった河井博夫(かわい・ひろお=33=)が続いた。

チャレンジトーナメントの賞金ランキング上位5位以内に与えられる来期ツアーへの優先出場権を確定するのを目標に乗り込んできた井手口が、優勝という最高の結果と共に、最終戦の東京ドームカップ(10月19日〜20日)を待たずに来期前半戦のツアー出場権を手に入れた。
この日は1イーグル・7バーディ・ノーボギーのスーパープレー。この快進撃は1番のサードショットから始まった。左ラフ残り40ヤードからのアプローチショットを50cmにつけ幸先良くバーディスタート。その後も3番で1mに、5番も1m、6番は2m、8番ロングでは2mに2オン、惜しくもイーグルパットは外したがここでもバーディ、11番も1m、13番は圧巻の30cm、最終18番は9mイーグルトライをねじ込んだ。
これで今季チャレンジ2勝、獲得賞金も500万円弱まで迫り、賞金ランキングも1位に立った。
2005年は井手口にとって、飛躍の年になったといえるだろう。
来期のツアーでの活躍を期待したい。いや、この勢いをかって来週の日本オープンでの活躍も期待される。

    関連記事