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JCBクラシック仙台 2006

荒川静香さんが、表蔵王でチャリティ活動・・・そして、念願のゴルフも!

ここ宮城県は、東北高校を卒業するまで過ごした思い出の場所。しかしあのころ毎日、通っていたスケートリンクは、もうない。
「今の子供たちは、たとえスケートに興味を持っても練習する場所がほとんどないんです。むしろ、リンクが閉鎖されるという話ばかりを聞く。自分は、ほんとうに恵まれていたんだなあ・・・って、いまつくづくと思うんです」と、荒川さん。

アマチュア時代は、「自分のことで、精一杯だった」と振り返る。
しかし今は、何よりもまず「頑張っている子供たちのために、自分はいま何ができるか」を考えるのが先だ。
「子供たちが思い切りスポーツができる環境を整えたい・・・」。
プロ転向直後には、チャリティイベントを自らプロデュースするなど、ジュニア育成のための貢献活動に、いっそう力を入れている。

第二の故郷ともいえるここ宮城県・仙台でのチャリティ活動も、荒川さんの熱い思いに主催者が答える形で実現した。
この日3日(土)のチャリティイベントは、午後から2回に分けて開催された。

13時からの第1回には600人が、14時30分からの第2回には400人が、イベント会場のギャラリープラザを埋め尽くした。

そのとき行われたトークショーの中で、「これからは、スケート以外のこともしてみたい。ゴルフにもトライしてみたいですね」と話していた荒川さんはイベント終了後、18番グリーンに移動して最終組のプレーを観戦。

ご両親とともに、迫力溢れるプレーに拍手を送っているうちにうずうずしてきたのだろうか。

ホールアウト後はパターを持って、もう誰もいなくなった18番グリーンに飛び出していった。
“JCBクラッシック仙台の2006応援団長”で、シングルの腕前を持つ小倉智昭さんの指導を受けながら、パッティングにチャレンジ。

何度もカップに嫌われながら根気よくボールを転がし続け、陽も傾き始めたころ、ようやくカップインさせてこのガッツポーズ!!

クールな笑顔を振りまいて大会に華を添えてくれた荒川さんは、4日(日)にも来場を予定されています。
最終日は11時15分から30分間、ギャラリープラザでチャリティ活動を行ったあと、16時5分からフジテレビ系全国26局ネットで放映されるテレビ中継にゲスト出演。
15時過ぎから予定されている表彰式では、プレゼンターもつとめてくれます。

なお、会場で集まった寄付金は宮城県内のジュニアスポーツ振興関連団体と、FNSチャリティに寄付される予定です。