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マンダムルシードよみうりオープン 2006
第2ラウンドは競技を終了、第3ラウンドは10時45分よりスタート
前日2日目に行われた第2ラウンドは、日没のためサスペンデッドとなっていた。
7番ホールまで終了していた井手口は、17日の8時より8番ホールから競技を再開する予定だった。
8番は、247ヤードと距離のあるパー3だ。
前日は、不安な気分で夜を過ごした。
「とても難しいホールからなんで、なんかイヤだなぁと。・・・でも、考えてもしょうがない。明日も朝早いことだし、気にしないで早めに寝るようにしました」。
しかし、さっそくその不安は的中!?
再開するなり、4メートルのバーディパットを、「強く打ちすぎてしまった」のだ。
2メートルもオーバーさせたその瞬間、「予選落ちだ!」との思いが頭をよぎった。
サスペンデッドが決定した際の、井手口のスコアは通算3オーバー。
カットライン上に位置し、これ以上1打もスコアを無駄にできない状態だったのだ。
「せっかく、朝6時からコースに来たのに、これであっさり帰るのかあ・・・と(苦笑)」。
しかし、同じ組の増田都彦も「彼はどっからでも入れてくる」と舌を巻いたように、ここからが井手口の真骨頂。
このパーパットをねじ込んで、54位タイのまま、決勝ラウンドに進出。
「とりあえず、ホっとしました。気持ちを入れ替え、また頑張ります!」。
このあと少し体を休めて、10時45分からスタート予定の第3ラウンドに臨む。
そのほか、サスペンデッドが決定した時点で通算4オーバーにいた桑原克典(=写真中)は、この日再開された第2ラウンドの残り2ホールで「逆転の予選通過」を狙ったが、最終ホールの9番でボギーを打ってしまい、予選落ちが決まった。
中断時点で、やはり通算4オーバーだったクレイグ・ジョーンズ(=同下)は前日2日目、最終ホールの18番ティショットをOB。打ち直した直後に、中断のサイレンが鳴った。
同じ組の高島康彰、宮里聖志はそのホールを終了させたが、ジョーンズはただひとり、あえてコースに残って翌日に持ち越した。
実は、ひどい腹痛を抱えながらのプレーだったからだ。
改めてこの日17日に、最終ホールの第4打から競技を再開。
ジョーンズが決勝ラウンドに進むためには、このショットを直接カップインさせる必要があった。
「最後のチャンスにかけてみたんだけどね・・・」。
結局、通算7オーバーの103位タイに終わり、ため息混じりにコースを後にした。
※この結果、147ストローク(通算3オーバー)までの54位タイまでの66人が、決勝ラウンドに進出しました。
なお、マンデートーナメントのジュニア枠を突破して本戦に進んでいた杉並学院高3年の宇佐美祐樹くんが通算2アンダーの19位タイで、アマチュアとしてただひとり決勝ラウンドに進出しています。