Tournament article
アンダーアーマーKBCオーガスタ 2006
ツアー最年少優勝を狙った韓国のドンファンは・・・
前日のインタビューで、77年日本オープンのセベ・バレステロス以来の「ツアー最年少優勝を狙う」と、話していた。
「テレビに映るのは初めてだから」と、選んだ勝負服。
上下で濃淡をつけた全身赤のウェアは真夏の芥屋にたいそう映えて、それはそのままドンファンの意気込みの強さを表していた。
同じ組で回ったチャンピオンの手嶋も「19歳とは思えない」と舌を巻いた、堂々としたプレーぶり。
前半の3バーディで、快挙達成への期待が高まったのもつかの間だった。
悔やまれるのは折り返しの10番。
手嶋多一とフランキー・ミノザと並んで、首位タイで迎えたパー4でボギーを打った。
「これでいっきにリズムが悪くなってしまった」。
そのまま、立て直せずにズルズルと後退。
「気持ちの切り替えがうまくいかなかった」と、肩を落としたが、20歳の誕生日までにはまだ間がある。
「結果は残念だけど、もっとメンタルを強くしないといけないということも分かったし、またチャンスがあれば、今度は同じミスをしないできっと上手くやれると思う」。
この経験は、必ず次に生かすだろう。