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アコムインターナショナル 2006

飛距離のライバル小田龍一は2打差の小山内を追う。

18番でティショットする小田龍一
首位の小山内護に11打差でスタートした小田龍一は、スタートの1番352ヤードで、多くの選手が手堅くドライバーの使用を控える中でドライバーを選択し、残り30ヤードのアプローチを30センチにつけてバーディ。続く2番パー5でも201ヤードのセカンドショットを6番アイアンでグリーン奥のラフに運び、11ヤードのアプローチを直接放り込んでイーグルを奪い、その後も強風を物ともせず、3つのバーディでスコアをぐんぐん伸ばし、この日のベストスコアとなる65を叩き出した。

「30ヤードから40ヤードのアプローチが完璧だった」という小田は、強風の中でのボギーなしのゴルフを「アプローチのおかげ」と振り返った。

先週のANAオープンでは、3日目を終えて4位タイという好位置で、最終日は最終組のひとつ前の組でまわり、前半を終えた時点で一時トップに立ち「優勝を意識した」そうだ。
しかし、後半に入って3つのボギーでスコアを伸ばすことが出来ずに「自滅した」という。
敗因は「ピンを狙い無理したこと」。
今週はその反省を生かし、無理をしない攻め方を貫いている。

ツアー未勝利の小田は、明日の最終日に向けて、「意識せずに、残り3ホールの時点で良い位置にいれば、ピンを狙いたい」と作戦は決めており、念願のツアー初優勝を狙う。

小田龍一のプロフィールはこちら
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