Tournament article
サン・クロレラ クラシック 2006
宮本勝昌がアルバトロスと最多バーディ賞受賞
それは、快挙達成の直後だった。
565ヤードの9番パー5。
残り262ヤードの第2打を、スプーンで直接カップイン。
アルバトロスの喜びもつかの間だった。次のホールでティショットを右にOB。
宮本がホールアウトしたあと、小樽のアーメンコーナーで、上位が次々と崩れていった。
通算5アンダー首位タイでやってきた藤田とマークセンが18番でティショットを左林へ。
ボギーを打って、宮本に並んだ。
最終組の平塚、谷原もやはり左林に打ち込んで、宮本も「これは・・・」と色めき立った。
特に藤田とは、“チーム芹澤”の弟子仲間。
2人揃っての優勝争いは初めてだっただけに、「藤田さんとのプレーオフ、やる気満々だったんですけどね・・・」。
もし、谷原がパーパットを外していたら宮本も、6人によるプレーオフに残れるはずだった。
それだけに10番のミスは悔やまれるが、その分、思いがけない“ご褒美”をたくさん手にした。
特別協賛社のサン・クロレラのご厚意で、9番のアルバトロスに50万円の賞金が贈られたのだ。
そればかりか宮本は、4日間通算21個(アルバトロスを含む)のバーディを奪って、やはりサン・クロレラ提供の最多バーディ賞200万円を獲得。
「意識して取れるものではないから。すっごく嬉しい!」。
合計250万円の“副収入”に、感謝した。