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つるやオープンゴルフトーナメント 2006

兄は決勝進出できず・・・中西兄弟が明暗

今週も予選落ちしてしまった兄・雅樹(左)は弟・直人に「俺の分まで頑張ってくれよ!」と・・・
今週は、「兄弟でプレーオフ」が目標だった。開幕直前、2人でそう話し合っていた。
「それだけに、残念です・・・」と直人。
そんな弟の手を握り締め「僕の分まで頑張ってや」と激励を送った兄・雅樹は、ファイナルQTランク10位の資格で、先週デビューしたばかりの新人だ。

400ヤードのホールでワンオンしたこともあるという、豪快な飛距離がウリ。
今週も、2日間を終えてドライビングディスタンス1位だが、新しくしたばかりのクラブがまだしっくり行かない。
安定性を欠いて苦しんでいるようだ。

この日2日目はフェードとドロー用、2本のドライバーを使い分ける「ミケルソン作戦」で巻き返しを狙ったが、前日の9オーバーから巻き返せなかった。
イーブンパーに終わり、2週連続の予選落ちをした。

そんな兄のかわりとばかりに、42位タイでみごと予選を突破してみせたのが、兵庫県のクラーク記念国際高校3年の弟・直人だった。
直人は、17日(月)に行われた予選会マンデートーナメントを突破しての参戦。
プロの試合に出場するのはこれが初めてだそうだが、「予選を通る自信はあった」。
堂々としたプレーぶりで決勝ラウンドに進出した。

「兄さんの分まで頑張ります。どうせなら、優勝を狙って攻めていきたい」。
強気なところは、兄とそっくりだ。