Tournament article
セガサミーカップゴルフトーナメント 2006
ゴルフ観戦のあとは、千歳の街に繰り出そう!
チケットの半券を、同企画に加盟する市内の約60店舗に持っていけば、「飲み物一杯無料」や「おつまみ一皿無料」といった“特典”が受けられるというもの。
『千歳料飲店(ちとせりょういんてん)組合』が「大会を地元・千歳の飲食店全体で盛り上げていこう」と、企画された。
「市民はもとより、道外から来られたみなさんに美味しい食事を発見してもらおう」との思いから誕生したこのキャンペーン。
いま千歳市内では、ほかにも今大会と連動した楽しい催しが盛りだくさんだが、それらをすべて企画・運営しているのが、今年発足した『セガサミーカップ千歳実行委員会』だ。
開催コースの地元・千歳市は、空港からも近く札幌市内へは電車で40分。
アクセス抜群の上に、周辺には支笏湖温泉や、カヌー体験ができる千歳川など自然も豊か。
メロンやトマトなどの農作物も豊富で、道外からの観光客も多い。
しかも、このセガサミーカップはちょうど市内の夏祭りと日程が重なり、街はいっそうにぎわいを増す。
「この機会にトーナメントと千歳市が手を組み、相乗効果で互いをよりいっそう盛り上げていけないだろうか・・・。そんな思いから地元の約25団体が集まって、官民一体となって出来上がったのがこの実行委員会でした」と語るのは、大会運営委員で開催コースのザ・ノースカントリーゴルフクラブ営業部・兼・管理部長でもある太田康裕さんだ。
「まずはじめに、男子ツアーをなんとか私たちの力で盛り上げたい、と思ったのが始まりでした。それがひいては、地元の活性化にもつながるはずだと。そのためには、自分たちが受身ではいけないと」。
そう熱く語る太田さんの自主的な取り組みは、昨年の第1回大会が終了した直後からますます本格化した。
たとえば、千歳の夏祭りは3日間の『ビアフェスタ』を皮切りに約1ヶ月間、毎日、街のあちこちで盆踊りや花火大会が続くが、当初はその『ビアフェスタ』がちょうどトーナメントウィークと重なっていた。
その日程を1週前にずらすことになったのも、太田さんはじめ実行委員会の呼びかけがあったからだ。
そのほか、千歳市内の店舗や施設でスタンプを集めて会場に持っていくと、抽選で豪華賞品が当たる『千歳市スタンプラリー』の実施や、また最終日の表彰式でプレゼンターを務めてくださるタレントの小倉優子さんに、前日の22日(土)には市内で行う大会主催のトークショーに参加してもらうことも決まった。
こうして、“トーナメントと千歳市”のタイアップ企画が、次々と出来上がっていったのだ。
また、トーナメント会場内でも『まんぷくプラザ』に出展する飲食店を業者任せにせず、市内約10店舗に営業をゆだねるなど、『千歳市』がより全面に出るよう工夫してある。
「道内の方々のみならず、道外の皆さんからも末永く愛してもらえる街とトーナメントにしていきたい」という太田さんの願いは、地元・千歳市みなさんの思いでもある。