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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2007

ドンファンが2週連続Vへ好位置

今週も好位置につけて「先週は3日間しかプレーしなかったから。全然疲れてないから」と、照れ笑い。濃霧のために、最終日が中止となった「〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック」で、プロとして史上最年少優勝を飾ったばかりのドンファンがボギーなしの3アンダーで好スタートを切った。

ツアーNO.1決める今大会は昨年、初出場を果たしながら予選落ちをした。
それだけに、ここ宍戸での67には本人も、この1年の成長のあとが実感できるようで「凄く嬉しい」と目じりを下げた。

初優勝をあげた翌日。
韓国のテレビ局から電話インタビューを受けた。
母国では、弱冠20歳のドンファンの日本での快挙に沸いているようだがどれほどの話題を作っても、免れそうにないのが2年間の兵役制度だ。
それが成人男子に課せられる義務なのだ。

それだけに今大会の“特典”としてチャンピオンには5年間のシード権が与えられることを伝え聞き、パっと笑顔が輝いた。

もともと、こんな計画があった。
「5年の複数年シードを取ったら最初の2年間は兵役へ。残り3年は日本に戻る」。
現在、韓国の高麗大学2年生。「絶対に卒業したい」そうだから、その兼ね合いはあるものの、もし2週連続優勝を飾れれば、描いた青写真とおりになる。
「・・・頑張ります」。
柔和な表情とは裏腹に、強い決意がある。

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