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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2007

のべ800人が参加!!今年もボランティアのみなさんに支えられ・・・

忘れられた看板を、自主的に運び出した金澤さん
スタッフの指示で朝9時に配置についたが、なんだか物足りない感じがして仕方ない。しばらく座っているうちに、思い至った。「看板が足りないんだよ!」。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)が、チャリティ販売しているツアープレーヤーのサポーターズバッジ。
梅雨晴れの前日初日は、パッティンググリーン横で販売していた。
しかし、この日はあいにくの雨模様。きゅうきょ屋根のある場所での販売となって、バッジを積んだワゴンを動かしたのだが、スタッフが宣伝用の看板を移動し忘れていたのだ。

この日、ボランティアで業務に当ってくださった地元・茨城県阿見町在住の金澤さん夫妻はすぐにそれに気がついて夫の孝一さんが運び役。
孝一さんが席を外している間、妻・恵子さんはいっとき、お釣り用の小銭が入った金庫の見張り番だ。

今大会には3年前から参加してくださっているお2人。
初回はホールマーシャルとして活躍してくださったが、2年めの昨年はこのバッジ販売。
おつりやバッジの集計も完璧にこなされるばかりか、こうして自ら動き、「ギャラリーの方に目につきやすいように」などと細やかな配慮が行き届かれていることから、スタッフのほうから「ぜひ、今年も金沢さんに」と白羽の矢が立った。

18ホール、選手についてコースを歩くホールマーシャルやマーカーといった業務に比べ、定点業務のバッジ販売はプレーが見られないのが難点だが、それでも金澤さん夫妻はとても楽しそうだ。

昨年まで選手名のロゴのみのデザインだったバッジ。
今年から、選手の顔写真入りとなり価格も200円値上げして500円になった。
「名前だけより、顔つきのほうが絶対に良いよね!」と金澤さん。
しかし、中には売り切れのものもあり、お客さんから問い合わせがあるたびに、申し訳なさそうに頭を下げて、「JGTOは商売っ気がなさすぎる。やっぱり売るからには全選手、きちんと揃えておかないとね!」と、スタッフに向けて厳しいご指摘も・・・!

孝一さんは御年71歳、恵子さんは67歳。
しかし、とてもそうは見えない若々しさは週2回のジム通いの成果か。
「トーナメントの雰囲気が大好きだし、いつまでもこうして元気にボランティアにも参加したいですからね!」。
そんな金澤さん夫妻ほか、今年はのべ800人を超えるボランティアのみなさんが大会に参加してくださる予定です。
ツアープレーヤーのサポーターズバッジはパッティンググリーン周辺で販売中です。
1個500円のバッジはシーズン終了後に、売り上げの一部を福祉団体にチャリティする予定です。

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