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つるやオープン 2007

倉本昌弘「誰かがプレッシャーをかけないと!!」

脅威の51歳が、最後まで存在感をアピールした。18番で手前3メートルのバーディパット。ど真ん中からねじ込んで、上がり3連続バーディだ。

通算14アンダーは若手に混じって2位タイフィニッシュ。
ポロシャツの襟をはだけると、胸の真ん中に大きな傷口。
わずか2週間前の術後あけとは思えない。
痛みを堪えながらのラウンドとは思えない。
躍動感溢れるプレーで、大観衆を魅了してもまだ足りない。

「・・・ブレンダンに、もっとプレッシャーをかけたかったんだ」。
ジョーンズに、楽々連覇を許したことが悔しくてたまらない。

それでも、「久しぶりの優勝争いは楽しかった」と笑った。
手ごたえという手土産を持って再渡米だ。
このあと、すぐに米シニアのチャンピオンズツアーに舞い戻る。
目標はもちろん、来季のツアーカードが得られる賞金ランク30位内と初タイトル。
今回の2位に、「弾みをつけて、行ってきます!」。
若々しい笑顔を残して再び旅立った。

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