マスターズから持ち帰った課題を、この自身の国内初戦でさっそく実践した片山だったが、なかなか思うようにはいかなかったようだ。

10年来というアイアンのロフト角の変更。スウィングの新しい取り組み。
「新しいことを試しながらだと、さすがにスコアは出しにくい」。
特に距離感が合わずに３日間、苦労した。

この日最終日は、とうとう元に戻して戦ったら67。
「新しい打ち方をやめたら、当然、スコアは出るでしょうが、自分のベースを高いレベルに上げるには、新しいことをやらざるを得ない」。

次週、ディフェンディングの大会は、とりあえず前のアイアンに戻して戦う。
「また改めて新しいアイアンを作り直しです」。
さらなる高みへの、試行錯誤は続く。