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BMWチャレンジカップ 2007

川原 実「首位で残り2日間を乗り切れれば」

ふとキャップに目をやると、つばの部分にJGTOオリジナルマーカーを付けている。ツアー会場で800円で販売している物だ。選手は各自の特性マーカーやメーカー製を使用する事が多いのにも関わらず。

「宣伝になってるでしょ(笑)」。
そう笑顔で答える川原は、初日の今日最も多いバーディ6回を記録した。

インスタートの10番。いきなり右ラフに入れてしまいボギー発進。
続く13番でもセカンドショットのミスから、早くも2つ目のボギー。

ここで、手首の違和感を思い出す。それは数日前から感じ始めた。
「大丈夫だろうか…。」

今日は軽い練習をしても特に問題なくスタートしていたが、もしかしたら今日は調子が悪くこのままズルズル行くのかも。

そんな思いでティショットに立ったロングホールの14番。
「このホールは今日のキーポイント」と自身で振り返るように、見事バーディで不安を払拭した。
そのままの流れでショートホールの15番でも連続バーディ。
これで波に乗った。

今日は出だしこそ不調だったものの、トータル4アンダーの首位タイで3人が並び、初日を終えた。
残り2日間も今日の調子で戦え抜ければ、10年ぶりのチャレンジ優勝も現実味を帯びてくる。

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