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コカ・コーラ東海クラシック 2008

井上信(いのうえまこと)が3位

昨年4位の井上が、今年も難コースとの相性の良さを見せた。2打差5位からスタートした最終日は前半で再三、ラフに入れながらも「よく我慢した」。
イーブンパーで折り返すとバック9で一度は首位を捉えた。

しかし最終18番で、淵からほとんど距離のないピンを果敢に狙った第2打を、池に入れて万事休す。
ドロップした4打目を今度はピンそばにピタリとつけて、ボギーで上がるのが精一杯だ。

2004年、マンデートーナメントから勝ち上がり初の栄冠をつかんだABCチャンピオンシップ以来のツアー2勝目こそ逃したが、単独3位は今季自己ベスト。

まして今週は、週の初めに腸炎を患い、医者には欠場を勧められたほどだ。
それでも無理を言って点滴で急場をしのぎ、前日水曜日は練習もパッティングだけにとどめ、ぶっつけ本番でのぞんだ。

体調が悪い分、自慢の飛距離も封印して、安全にプレーしたことも良かった。
「久々に上で回れて、3位に入れたのは自信になる」。

これで、獲得賞金も1600万円を超えて、5年連続のシード権も確保して「今回の結果をこれから大きい試合でもつなげたい」と、さらに前を向いた。

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