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コカ・コーラ東海クラシック 2008

カミロ、再び

母・ルースさんと喜びを分かち合った昨年大会。感動再び・・・!?
グリーンを読む際のちょっぴり怪しげなポーズ・・・。スパイダーマンを彷彿させるあのパフォーマンス。“クモ男”が三好に帰ってくる。3年連続3回目のコカ・コーラ東海クラシックは、堂々のディフェンディングチャンピオンとして登場。

昨年は、藤島豊和とのプレーオフ。
「あの緊迫感は、未だに鮮明に覚えています」とカミロ・ビジェガス。

「大会関係者とファンの皆さんの暖かいおもてなしに支えられ、1週間集中力を保つことができました」と、改めて感謝を寄せた。

今年は3歳下の弟マヌエルも参戦。兄に負けず劣らずの実力者という。
また兄同様、非常にファッショナブルだそうで、兄弟でのV争いにも期待がかかる。
「兄さんと一緒に試合に出られるなんて、すごく楽しみ! 一所懸命に努力して、これからプロとしての実績を積み上げ、米PGAツアーで兄と共にコロンビアを代表する選手になりたい」と目標を語るだけに、初めての日本ツアーでその自信をつけて欲しいものだ。

ところで兄カミロの趣味は「ショッピング」だそうで、昨年も母・ルースさんと、ショッピングアーケードを歩いて名古屋を満喫したという。

またルースさんは合間に京都まで足を伸ばし、神社仏閣を観光したり、回転すしを初体験したそうで、「彼女もずいぶん、楽しんだようです。私も今年はもっともっといろんな場所を訪れてみたい」と、再来日をことのほか楽しみにしているようだ。

もちろん、目指すは連覇達成。
「三好は非常にタフなセッティングでチャレンジし甲斐があるコース。例年同様、激しい争いになると思いますが、昨年の経験があるので安定したプレーができるはず」。

今年は、9月の米ツアー「BMWチャンピオンシップ」で初優勝をあげると、プレーオフ最終戦のプレーオフ最終戦「ツアー選手権」でさっそく2勝目。ますます乗りにのっている。
コロンビア出身の26歳が、今年兄弟でまたひとつ三好に歴史を打ち立てる。

カミロ・ビジェガス
1982年1月7日生まれ、コロンビア出身。2004年にプロ転向。
ネイションワイドツアー(米PGAツアー下部ツアー)で賞金ランキング13位に入り、米ツアー出場権を獲得したビジェガスは、2006年の同ツアーで賞金ランキング38位で終了。
フォードチャンピオンシップでタイガー・ウッズと優勝争いをした際の映像は、世界160カ国に届けられ、母国コロンビアにも初めてゴルフ中継として放映された。当時24歳にしてコロンビアの英雄となった。
ツアー2年目の2007年、新しく導入されたフェデックスカップシリーズでプレーオフに進出。上位30名しか進出できないツアーチャンピオンシップでトップ10入りを果たし、シーズンを終えた。
今年は、今田竜二がツアー初Vをあげた米ツアーのAT&Tクラシックで優勝争い。しかし1打差でプレーオフに残れず3位に破れた悔しさを、9月のBMWチャンピオンシップでみごと晴らして勢いに乗っている。
パットラインを読むときの地を這うような独特なポーズから「スパイダーマン」とも呼ばれる。トレーニングで鍛え上げた体を強調するような、個性的なファッションも人気だ。

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