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コカ・コーラ東海クラシック 2008

ディフェンディングチャンピオンは11位タイ

前半の9番でスーパーショット。左の林からグリーンを狙った第2打は、今度はグリーン右サイドの山の上。しかもボールはラフにすっぽりと埋まり、絶体絶命のピンチだ。

しかしこの場面こそ、先週の「ツアー選手権」で米ツアー2勝目をあげた腕の見せ所だった。

表情ひとつ変えず握ったウェッジで、低く打ち出したボールはピンそばにぴたりとついた。
余裕のパーセーブどころかあわやチップインバーディに、居合わせたギャラリーはもちろん本人さえも目を剥いた。

「あの状況で、まさか4で収まるとは思っていませんでしたよ」と、キャディとハイタッチで大喜びだ。

通算3アンダーは首位と3打差。
「ティショットが良いし、もうちょっと行けるという手応えはあります」。
昨年覇者は連覇を射程に大会を折り返した。

なお、3つ下の弟・マヌエルは通算2オーバー41位タイで、兄とともに決勝ラウンドに進んだ。