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サン・クロレラ クラシック 2008

石川遼は41位タイでフィニッシュ

激しい風雨に見舞われた大会3日目に82を打って、「こういうゴルフの難しさもあるんだ、と。初めて経験した難しさ」と、自然との闘いを痛感した石川だったが、ウソのように風がやんだこの日最終日に初の60台をマークして、息を吹き返した。

“小樽のアーメンコーナー”と呼ばれる16番からの3ホールも無事通過して、前半のインコースをボギーなしの2アンダーで切り抜けると、前日にティショットで2番アイアンを選択しながら、第2打を池に入れてダブルボギーを打った2番パー4でこの日は迷うことなくドライバーを握った。

「会心の当たり。思い切っていけば、左には行かない。左の池の先端が330ヤードなので、それを超
ればいい」とようやく納得のコース攻略ができたようで、このホールでの初バーディに笑顔が戻った。

さらに500ヤードの3番パー4で連続バーディを奪うなど見せ場を作り、「昨日も今日も、自分の実力。今日は思い切ってやろうとそれだけ思い、自分の良いところが出たから。このあとが楽しみです」。
ツアー屈指の難コースで数々の試練を経験した16歳は、確かに何かを掴んだようだ。

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