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キヤノンオープン 2008

船越紀之がホールインワンを達成

6日(月)に行われた予選会「マンデーゴルフトーナメント」を勝ち上がり、本戦に進出した船越が大会3日目にツアーで自身初の快挙を達成だ。200ヤードの14番パー3。ロフト角23°のユーティリティで、ホールインワンを達成した。

ボールがカップ手前で1バウンドしてカップに吸い込まれていく様子はその目でしっかりと確認できた。
しかも、背後の看板に記されていたのは主催のキヤノン提供のホールインワン賞100万円。

「トーナメントって、やっぱり凄い!」とのちょっぴりプロらしからぬコメントも無理はない。
プロ8年目の船越にとって、これが8試合目のツアー参戦。
まして今回が自身初の予選通過だ。

賞金総額2億円のビッグトーナメントで週末に、思いがけない副賞を手にして声も弾む。

実はこの日は朝から緊張していた。
通算1オーバー60位タイからのスタートは、ジャンボ尾崎と同じ組。
「うまく体が動かないかもしれない」と懸念していたが前夜、プロ仲間が電話で教えてくれていたとおり「ジャンボさんはとても優しい人で。とても回りやすかった」という。

ジャンボのバッグを担ぐ木暮さんは以前、船越と研修会で回ったことがあるそうで、なんとその際にも船越がホールインワンを達成したという。
「あいつの前では2回目だそうじゃないか。凄いなあ、おめでとう」と、祝福されて感無量だ。

来月にはサードQTが控える。
99年にQT制度が始まって以来、毎年挑戦を続けてきたが、まだ出場権を手にしたことがない。
大事な1戦を前に「今日のゴルフは何より自信になる。明日も、この勢いで行きます」。
最終日の健闘を誓った。