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望月東急JGTOチャレンジ II 2008

野仲 「早く2勝目を挙げて、来季に繋げていければ」

優勝スピーチ
野仲が6年間守り抜いてきたツアーでのシード権を失ったのは昨年のこと。
ツアーに出ると夢中になって戦ってしまう。そして、移動と連戦の疲れからスイングの調子を崩す。そんな悪循環にはまったのだった。

昨年の暮れからプライベートでも不幸が続いてしまう。
ゴルフを始めるきっかけにもなった近所の料理屋の知人の方が亡くなり、野仲の仲人の方も突然亡くなられた。
「自分にとって身近な2人が亡くなってしまうとは」。

更に、自分の父親も倒れ病院に運ばれた。今は家でゆっくりできるまで回復したが、「厄年でもないのに厄年みたいだった」と話す。

練習も身に入らず、できる事はランニング程度。
本格的に練習を始めた頃には春先になっていた。

オフシーズンの影響から、今は決して好調だとは言えないが、少しずつゴルフが良くなってき始めた。
「調子が良くないからこそ、1打1打を丁寧に考えているのが良いのかも知れない」。

今年は「チャレンジで活躍してツアーへの出場権を獲得すること」に目標を定めたシーズン。今日はその目標を実践して見せるかのように、チャレンジトーナメント3戦目で優勝を飾った。
この優勝でお世話になった方々に良い報告もできる。

「早く2勝目を挙げて、残りの試合を来季に向けて繋げていければ」。
賞金ランキングも3位まで上昇し、一気に来季への見通しが経ってきた。

力強くこう話す。
「現状維持では駄目。まだこの年で老け込めないでしょう」。

今後の野仲の活躍に期待が集まる。