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サンロイヤルGCカップ 2008

韓国の期待の新星、呉相澤(オ・サンテ)がトップタイに。全選手が首位から5打差以内の大混戦まま明日の最終日へ

練習ラウンドで苦手としていたOUTコースで4アンダーをマークし、勢いに乗りトップタイでホールアウトした呉
チャレンジトーナメント第7戦「サンロイヤルGCカップ」の大会1日目が、兵庫県加東市のサンロイヤルゴルフクラブ(6969y、パー72)にて開幕した。
韓国の期待の新星・19才の呉相澤と、チャレンジトーナメント賞金ランキング2位につける上平栄道が7アンダー・65の好スコアをマークしてトップタイに並んだ。
1打差・6アンダーの2位には、賞金ランキング4位につける額賀辰徳、8位につける上井邦浩、ツアートーナメントに参戦している横田真一など7選手が続いている。
現在、賞金ランキング1位にたつ池田勇太は4アンダー・16位タイ、3位につける清田太一郎は2アンダー・46位タイ、5位につける野仲茂は3アンダー・28位タイとしっかりと決勝ラウンドへ駒を進めた。

144選手(うちアマ2)が出場し、通算2アンダー・70ストローク・46位タイまでの64名が予選を突破した(アマの予選突破は0)。
全ての予選通過選手が5打差の中にひしめき合う大混戦。明日の最終日、白熱の優勝争いが繰り広げられる。

韓国PGAツアーで最年少プロ記録を樹立した呉が、いよいよその実力を発揮
韓国の期待の新星・呉相澤が7アンダーの好スコアをマークしてトップタイに立った。
プロテストに合格、その後の新人戦で優勝。意気揚々と日本ツアーに参戦した呉だったが、QTファイナルでは結果を残すことが出来なかった。しかも、春先には手首を故障してしまい、チャレンジトーナメントでの決勝ラウンド進出は“0”と全く結果を残すことが出来なかった。
日本参戦1年目から苦しいシーズンを送ってきたが、韓国まで帰って治療を続けるなど地道な努力がついに結果となって返ってきた。
「今日のプレーは大満足です。明日もこの気持ちを維持して頑張っていきたい。招待はタイガー・ウッズのようなプロになりたい」と明るく話す。チャレンジトーナメント後半戦の台風の目となることができるだろうか。