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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2009
今大会の舞台<宍戸ヒルズカントリークラブ>
改良に改良を重ね、ツアープレーヤーNO.1を決めるメジャーチャンピオンシップにふさわしい舞台へと変貌を続けてきたコースの今年一番の変化は、やはり開催時期が1ヶ月早まったことでしょう。
今年の開催月の6月といえば、樹木がのびのびと枝を張り、若葉はいっそう生き生きと生い茂る季節。
もともと、松や杉などの自然林の間を縫うようにしてレイアウトされたコースは各ホールをセパレートする林帯の景観が昨年までとはまた違った印象で、選手たちの目に飛び込んでくることでしょう。
同時にティーアップしたときに、手を通して伝わる芝の感触や地面の硬さ、あるいは風の重さなどが昨年までの梅雨の時期とは異なります。
また、昨年までは足首まですっぽり埋まる密度の濃いラフが特徴でした。
しかし今年は梅雨前ということで50〜70ミリ前後とラフへの警戒心は薄らぐかもしれません。
ですがもちろん「その分、コースが短くなる」と考えるのは早計です。
チャンスとピンチは背中合わせ。今年も落とし穴が、口を開けて選手たちを待ち受けます。
5年シードをかけたビッグタイトル。
その重さと厳しいコースセッティングにもがき、苦しみながらも選手たちがどう向き合い、対峙していくのか。
まさに、心技体が問われる4日間。
開幕は6月4日(木)。今年も宍戸の森で、感動が待っています。