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サン・クロレラ クラシック 2009
山内雅人がホールインワンを達成
190ヤードの7番パー3は右からアゲンストの風の中、思い通りのショットが打てた。
じっとボールを見送りながら、同組の室田淳と前田雄大にも「いい球だ」と褒められて、気分を良くした。
手前からまっすぐピンに向かい、スロープの向こうに消えていったのを見届けたあと、さらに嬉しいニュースが届いた。
「入った!」とのギャラリーの大歓声・・・!!
この週末は、初挑戦の小樽で決勝ラウンドに進出した山内を励まそうと、東京から親友の羽富新一さんが、わざわざ応援に駆けつけた。
目の前でその瞬間を見てもらうことが出来て、北海道まで高い飛行機代を出させた甲斐はあった。
さっそくその手に、記念のボールを手渡した。
前半の12番でダブルボギーを打つなど、「そこまでけっこう打っちゃっていましたが、これでけっこう気持ちが晴れました」と、笑顔を見せた。
沖縄県出身の26歳は、父・昌治さんの勧めもあって当時のゴルフブームに乗った。
宮里藍さんや、聖志・優作兄妹の影響を大いに受けて、15歳からゴルフを始めた。
今季は、ファイナルQTランク34位の資格で初の本格参戦。
リランキングは34位の資格で出場した今大会は、自身ツアー5戦目だ。
「最初は緊張したりもしましたけれど、だんだん慣れてきて、自信もついてきました」という“ルーキー”はこの日のホールインワンをきっかけに、これから後半戦で弾みをつけたいところだ。