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中日クラウンズ 2009

賞金王が5位タイ

マスターズ4位の片山が、好位置で決勝ラウンドに進出した。14番でバンカー目玉。ダブルボギーで一度は沈んだが、それでかえって発奮した。

次の15番でバーディを奪い、迎えた最終18番は気合いが入った。
第2打は「気持ちを込めて突っ込んだ」と、ピン右3.5メートルにつけて、「あそこに打ったら、入れなきゃだめでしょう?」。
絶好のバーディチャンスをきっちりと沈め、「ちゃんと取り返してきましたね」と、納得の笑み。

通算4アンダーは首位と3打差の5位タイに「楽しみですね」と、気持ちは踊る。

今大会は過去に、2004年と2007年の2度制覇。
特に2004年は節目の45回大会で、自分の名前と文字って「シンゴ大会」と自ら銘打ち、狙って勝った。

そんな男が今年50回の記念大会こそ、燃えないわけがない。

また特に、勝ちたい理由がある。
米VS国際選抜の大陸別対抗戦プレジデンツカップ(10月8ー11日、米サンフランシスコ)は、8月の全米プロ終了時までに国際選抜のみの世界ランキングで10位内に入れば、メンバー入りが実現する。
「絶対に出られると思ってやりたい」と話しているだけに、週末はますます気合いが入りそうだ。