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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2010

“遼クン”の後輩!! 浅地洋佑くんがベストアマチュア賞を獲得

かしこまった表情でベストアマチュア賞の記念のカップを受け取り
それにしても、悔やまれるのが前日3日目だ。通算6アンダーは、28位タイからのスタートに、決勝2日間で十分「トップ10も狙える位置」と、17歳はがぜん、意気込んだ。

「でも意識しすぎて硬くなって、うまくいかなくて・・・・・・」。
その日74のオーバーパーは、イライラがたまるラウンドに、自分への怒りが抑えられない。
「プレー中も、思いが表情に出てしまったと思う」と後悔しきり

ホールアウトしたあとも、険しい顔のまま、クラブハウスでじっとたたずんでいる浅地くんの姿があった。

しかし“遼イズム”を引き継いだ杉並学院高の2年生は、引きずらない。最終日はさっぱりと気持ちを入れ替え「アマチュアの立場として守るものは何もない。攻めるだけ攻める。ガンガン行く」と、この日はインスタートの10番から2連続。

さらに13番パー5はスプーンで打った260ヤードの第2打を手前のカラーまで運んで、これをチップイン。

そして最後の9番も、クリークで235ヤード先のグリーンを捉え、奧2メートルに2オンすると、これを沈めて1日2イーグルは、65のベストスコアタイを記録して、36位タイまで順位を上げた。

今大会は、恒例の「ジュニア育成プロジェクト」の一環で挑戦。朝日放送と、瀬戸内海放送と、九州朝日放送の“テレビ朝日系列3社”が有望なジュニア選手に対し、各社主催のトーナメントへの出場チャンスを与えようという取り組みは、年々確かに実を結んでいる。

すでに、ほかのトーナメントで過去3回のベストアマチュア賞に輝いている浅地くんは、難なく予選通過を果たし、「さらに決勝ラウンドで2桁まで伸ばせたことは、次の試合への大きな自信になります」と夏休みの最終週に、何よりの思い出を作った。

翌週は火曜日に、旅立つ。
アメリカはフロリダで行われる「ジュニアプレーヤーズ選手権」でも、ぜひこの日の経験を生かして欲しい。

  • チャンピオンと記念撮影におさまった浅地くんだったが
  • ボランティアのみなさんに祝福を受けて浮かべた笑顔はやっぱり17歳のあどけなさ!!

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