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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2010
立山光広がベストスコアタイの65
前日3日目に、練習仲間の菊池純が7位タイに浮上した。
昨年、賞金ランキングによるシード落ちを喫して今季はほとんど出番がない後輩を、一番心配していたのが立山だった。
面倒見の良い“番長”は、復活の兆しを見せた菊池に発奮。
「純に負けないように」と、この日は13番で、残り220ヤードの第2打を、4番アイアンで右横4メートルにつけてイーグルを奪うなど65で、スコアを伸ばした。
会場の芥屋ゴルフ倶楽部は、いまやツアーで唯一の高麗グリーンで、苦手な選手も多い中で、「重い芝質が、逆に立山さんのタッチに合っているのでは」とは、専属キャディの宮川恭輔さん。
ホールアウト時点では、トップ5につけていた立山は、「みんな伸ばしているし。どうせ10位以下に沈むよ」と話していたが、結局9位タイは、意外と上位が伸びなかったこともあり、首位と4打差。爆発力に定評のある選手だから、まだまだチャンスはある。
本人も、「毎日、暑いけど明日も頑張るよ」と、腕まくりしていた。