前日に続き、スナッグゴルフが町内の5校全校に導入された山元町にある宮城野ゴルフクラブにて、プロアマ大会(主催:社団法人日本ゴルフツアー機構、特別協賛:カメイ株式会社)が開催され、中嶋常幸、星野英正が参加者のみなさんと楽しいひとときを過ごした。
このプロアマ大会は、『「ゴルフで宮城県を元気に!」プロゴルファー 中嶋常幸・星野英正 スナッグゴルフ体験会 支援者感謝プロアマ大会 in 山元町』というイベントで、前日に行われたスナッグゴルフ体験会と今後行われる活動に対する支援への感謝を込めて行われた。
会場となった宮城野ゴルフクラブは、プロ2人と縁がある。中嶋は、1986年にこのゴルフ場で関東プロが開催された時に優勝しており、星野は高校生の時によく練習に来ていたコースである。
前日の猛暑とうって変わり、時折涼しい風が吹きぬける高台のゴルフ場に、山元町の児童たちにゴルフの新しい環境作りを支援したいという方々が49名参加した。
中嶋または星野と1ホールを一緒にプレーできるという特典にみなさん大喜びの様子。
ラウンド終了後、参加者からは「プロと回れて楽しかった。今後も山元町の子どもたちのために支援を続けていきたい」といった声が寄せられた。
表彰式では、プロ2名から参加者への感謝の言葉が述べられ、星野は「子どもたちの笑顔を見るとこちらも元気をもらえるので、これからもいろんな形でチャリティ活動に協力していきたい。今、宮城県出身で活躍しているプロゴルファーは僕ともう1人しかいないので、このスナッグゴルフをはじめ、いずれはやはりしっかりしたゴルフに繋げて、宮城県からまた新たなスーパースターを作り上げたいという気持ちでこれからも活動していきたい。」と語った。
続いて中嶋は、「3月11日の大震災を経験して何かやらなきゃと日本中が心が1つになった時間から少し過ぎただけで、何となくやることが少なくなってきたような気がする。何とか東北を元気づけたいという思いは、東北が好きだから。僕らはプロゴルファーとして、ゴルフで何か支援できないかと常々考えている。特に被災地の最も酷かった宮城県に早く元気が戻ることを願い、この会を今後もいろいろな形で続けていきたいので、みなさんのご協力をよろしくお願いします。」と締めくくった。
尚、このプロアマ大会収益金は、山元町におけるスナッグゴルフの活動と今後宮城県内に活動を拡大していくための原資として活用されていく。