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ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメントが益城町に電子黒板を寄贈(8月21日)

21日に、熊本を訪ねた青木功は午前は菊陽町(きくようまち)、午後からは益城町(ましきまち)でのスナッグゴルフ体験会も無事に終わって、共に参加した若い選手たちを、労いと感謝の言葉で送り出したその後で、会場となった飯野小学校の音楽室に居残った。

青木にはもうひとつ、最後に大事な仕事が残っていた。
今年はビートたけしさんが初参加して、盛り上げてくださった第8回大会。プロゴルファーと腕に覚えのある各界著名人のみなさんと、トップアマのみなさんが子どもたちへの愛で心を一杯にして戦う「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」は今年、その収益の一部で電子黒板を購入して、益城町の子どもたちのために贈ると決めて、その実行委員長として寄贈式に臨んだ。

画像データはもちろん、大画面に動画も映し出せる電子黒板は、教育の現場でも実に多用な使い道が考えられる。

この日の寄贈式の会場としてお借りした音楽室のドアを開けるなり、青木は笑顔になった。すでに学校に届けてあった電子黒板に、ついさっきまで子どもたちと興じたスナッグゴルフの様子がもう早々と、スライドショーになっていた。

そして、たった今この場の寄贈式の模様はまさにライブで、電子黒板にデカデカと映し出されて、その前での記念撮影会に、参列した子どもたちの関心をますます誘った。

森永好誠・益城町教育長を通じて小・中7校に贈られることになり、森永・教育長からは、感謝状を受け取った。
また児童を代表して、飯野小3年の岩村航くんから、心のこもった謝辞を受けて、感激した青木。

“カンペー”も見ずに、思いのままを語ってくれた岩村くん。
けなげな様子に思わずその肩を抱きしめて、「この電子黒板を使って、お友だちと一緒にたくさんお勉強してね!」。

ここに、岩村くんが青木に贈ったお礼の言葉のすべてをご紹介します。
「地震のあと学校が休みになり、僕は家を手伝いました。大変でした。そんなときに、親戚が手伝ってくれました。とても助かりました。飯野小学校にもたくさんの人が来てくれました。僕たちに勉強を教えてくれたり、楽しい活動をしてくださいました。とても感謝しています。
僕も、いつか誰かを救えるような人になりたいと思っています。そのためにも勉強やスポーツを頑張りたいです。授業中にも電子黒板があると、楽しくてやる気になります。そして分かりやすいです。だから、電子黒板を使った授業が今から楽しみです。今日は本当にありがとうございました。飯野小学校3年 岩村航(いわむらわたる)」。