スナッグゴルフ対抗戦茨城県予選会の前哨戦となる、第7回笠間市長杯スナッグゴルフ大会が、宍戸ヒルズカントリークラブで開催され、市内11小学校から64名が参加して、万全な感染症対策が講じられたうえで行われた。
笠間市では、日本ゴルフツアー選手権森ビルカップShishidoHillsの開催を機に、2003年から市内小学校11校全校がスナッグゴルフを導入し、地域指導者などの地道な応援を後押しに、もうすぐ20年になろうかという現在もなお、コロナ禍の苦境を乗り越えて、その活動は活発に継続されている。
笠間市長杯はその名の通り、笠間市が主催する大会で、8年前の茨城県予選会へ応援に駆けつけた山口伸樹市長が、「新学期を迎えて間もない県予選は、子どもたちも試合慣れしておらず、おぼつかない子もいる。更なるレベルアップのためにも前哨戦と位置付けられる大会を市が主催で作ろう!」と提案、その翌年には早くも実現化。それまでも笠間市の小学校が全国制覇した実績は多々あるが、以来、市内の小学校が全国大会で上位を占める割合も増している。
そんなレベルの高い市長杯を制したのは、笠間市立宍戸小学校。会場の宍戸ヒルズカントリークラブに最も近い小学校で、他の学校が6年生と5年生を中心にチーム編成するなか、4年生3人、5年生1人、6年生2人と、やや小粒ながら強豪校を抑えての初優勝を飾った。
この日、相模原ゴルフクラブで開催中のアジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフでは、笠間市出身の星野陸也がリーダーボードのいちばん上で最終日を迎え、海外ではUSLPGAツアーHONDA THAILANDで畑岡奈紗が奮闘、国内JLPGAツアーほけんの窓口レディースでは金澤志奈が10位タイで最終日の追い上げを狙い、ミニ大会ながら第2回プログレスレディースペアマッチでは佐久間綾女が優勝と、プロの世界でも笠間市勢の活躍が目覚ましい。
これらの活動は、日本ゴルフツアー選手権森ビルカップShishidoHillsを旗印に、笠間市、小学校、教諭、指導者、児童と保護者、そして毎週末ゴルフ場を開放してくれる宍戸ヒルズカントリークラブなど、地域が一丸となった協力体制の成果のようだ。
今年はコロナの影響により、大会期間中のプロゴルファーとの交流を行うことはできないが、前哨戦で自信をつけた子どもたちの県予選での頑張りに期待がかかる。
〈開会式では青木功会長のメッセージが紹介されました〉
みなさん、待ちに待ったスナッグゴルフ大会、練習の成果を存分に発揮し、仲間とベストを尽くし頑張ってください。
大会の開催にご尽力頂きました、保護者の皆さん、先生方、コーチの方々、そして森ビルと宍戸ヒルズカントリークラブの皆さんには感謝申し上げます。
それではみんながんばれ!
【第7回笠間市長杯スナッグゴルフ大会成績】
(9ホール/507ヤード/パー36)
●団体戦
優勝 笠間市立宍戸小学校 78ストローク
2位 友部小学校 80
3位 北川根小学校 83
4位 岩間第三小学校 85
5位 友部第二小学校 88
6位 みなみ学園義務教育学校 93
7位 岩間第二小学校 97
8位 岩間第一小学校 98
9位 笠間小学校 103
10位 大原小学校 108
11位 稲田小学校109
★全ての成績は「コチラ」よりご覧いただけます。
●ベストスコア 25ストローク 11アンダー
山中奏良(宍戸小学校6年生)
海老澤大輝(友部小学校6年生)
<ホールインワン>
2番ホール20ヤード
山中奏良(宍戸小学校6年生)
安達琉斗(岩間第二小学校5年生)
8番ホール17ヤード
細谷彩華(みなみ学園義務教育学校6年生)
鶴田陽希(宍戸小学校4年生)
伊藤尊(北川根小学校4年生)
<アルバトロス>
3番ホール81ヤード
福嶋蒼大(みなみ学園義務教育学校6年生)
6番ホール79ヤード
山中 奏良(宍戸小学校6年生)