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中嶋常幸がカサマジュニアクラブのみんなと交流

日差しが差し込み絶好のゴルフ日和となった16日。
ツアー48勝で永久シード選手のレジェンド、中嶋が、茨城県笠間市の宍戸ヒルズカントリークラブを訪れ、「カサマジュニアクラブ」のみんなとの交流会に参加した。


 


ジュニアゴルフにおける笠間市と中嶋のつながりは8年前にさかのぼる。
2017年4月、市内初となる小中一貫校である、笠間市立みなみ学園義務教育学校にゴルフ部が創部され、それを記念に激励訪問をしたのが中嶋だった。
その後、同校のゴルフ部活動の地域移行に伴い、同校ゴルフ部の児童生徒のみならず、同校以外の市内の子たちも部活動に参加できる「カサマジュニアゴルフクラブ」が発足。
8年の時を経て、ますます活発な部活動が行われている。


この日の交流会では、まずみんなに中嶋の軌跡を映像とともに紹介。
18歳で優勝を飾った「日本アマ」を含む日本タイトル7冠を振り返った。
プレーの裏話を話したり、ときには「やっぱり俺は天才だと思ったね」と冗談めかしてみたり。子どもたちはそのプレーに見入り、その話に聴き入っていた。


 


ドライビングレンジでのショットレッスン中には「お父さん、お母さんに聞かれたくないから。教えちゃだめだよ!」と子どもたちを呼んでこそこそ話。秘密のアドバイスも伝授した。


アプローチ、パット練習ではニアピンチャレンジが開催された。
レッスンのおかげか両方で子どもたちとの勝負に負けた中嶋は「家に入れてもらえないよ」と悔しそう。ただ、そう話す笑顔は嬉しそうにもみえた。



中嶋は2ホールをプレーするみんなを「いってらっしゃい!」と見送る最後のさいごまでアドバイスをして回っていた。

 

みなみ学園義務教育学校5年生の鈴木悠生(ゆう)君は「アプローチの練習方法が今まではよくわからなかったけれど、今回でわかるようになりました」と話し、「将来は石川遼選手のようなプロになりたい」と語ってくれた。ぜひ今日学んだことを忘れずに、プロになってほしい。

 

1日を終え、「教えていて自分が楽しい」「(若手育成は)生きがいです」と感慨深げに話した中嶋を待っていたのはプレーを終えた子どもたち。


サインを書き終え、全員からお見送り。
短い時間でもみんなの心を鷲掴みにしてしまう。やはり中嶋常幸は天才だ。