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バークレイズシンガポールオープン優勝はアルゼンチンのアンヘル・カブレラ
最終日のこの日、リーダーにプレッシャーをかけたのはただ一人アンダーパーをマークしたフィジー出身のビジェイ・シンだった。最終組のひとつ前の組でのラウンドは、フロント9でパッティングが冴えに冴えた。スタート時の6打差を、一気に縮める4アンダー。
対するカブレラは、なかなかバーディが奪えない。オールパーで折り返すと、バック9で2つスコアを落としていよいよシンに追いつかれた。
しかし、そんな状況にもカブレラは慌てなかった。
「ビジェイのスコアが伸びていることは知っていたけど、このタフなコースは自分にも有利と言い聞かせていた」という。
最後まで耐えに耐え、首位タイで迎えた最終18番。この日、カブレラが初めて奪ったバーディが、ウィニングパットとなった。
長く苦しい4日間を乗り越えて、アルゼンチンの英雄が栄冠を手にした。