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『2007MFS AUSTRALIAN OPEN』]メディアーセンター
午前組みの選手達がスコアーを伸ばし、次々と記者会見場に姿を現す。
この日、初日のスコアーを8つ伸ばしたC・パリー。この11週のうちこのトーナメントを含め9試合目の出場となるパリーは「この短期間で9回もトーナメントに出てると自然にショートゲームの切れはよくなってきている。」と、語った。そして、甥でもあり、キャディーでもあるマット・トーマスの大きなサポートへ感謝の気持ちを話していた。
メディアセンターに選手の姿が現れると、記者達はいっきに立ち上がり一目散に会見場へ。その中でももっとも目を引いたのが、記者会見後、選手の似顔絵をスケッチするトニー・ラフティー・オアムさん。今年で92歳というトニーさんだが、年齢を感じさせないスケッチの手早さやタッチが選手の間でも話題になっている。自身のコレクションは400点以上にもなり、40年間も地元紙「Sydney Sunday Herald」に有名スポーツ選手のイラストを掲載。イラストの依頼はオリンピック選手や有名スポーツ選手にとどまらず、1964年にはシドニーを訪れたビートルズのイラストを手がけるなど、世界に一つだけのスケッチは多くの人から高い評価をうけている。
ここ『2007MFS AUSTRALIA OPEN』のメディアセンターで行われるトニーさんのスケッチに選手達もじっと足を止め、サインをしていく。気に入らないと、何度も書き直されるスケッチ。ペンを走らせるトニーさんのプロフェッショナルな姿に選手達も笑顔をつくりでじっと待つ。
先日の共同記者会見に招かれた竹本直哉のスケッチもしたとニーさん。竹本もスケッチ終了後、興味深そうにスケッチを覗き込んでいた。
その他にも,メディアセンターでは、ワインやビールが振舞われ、記者達もグラスを片手に談笑する姿が多く見られた。